2026年03月24日
海洋ゴミをその場で製品化。小浜市矢代海岸「LOPU」プロジェクトへ射出成形機・金型を導入いたしました
福井県小浜市の矢代マリンアクティビティ推進協議会が展開する、海洋ゴミの回収から製品化までを一気通貫で行う「地域完結型プラスチックアップサイクル(福井モデル)」を体験できる実践型ツアー「Local Our Plastic Upcycle(LOPU ロプ)」の技術パートナーとしてサポートさせていただきました。



当社はこれまで実施された試験的なスタディツアーにおいて、数回にわたり講師を務めてまいりました。ツアーに参加した学生の方々に対し、海洋プラスチックがどのようなプロセスを経て資源へと生まれ変わるのか、成形の実演を交えたレクチャーを担当。専門的な視点から、ものづくりの楽しさと環境課題解決の可能性を直接伝えてまいりました。
2026年4月からは、これまでの経験を活かし、矢代の皆様による完全な本格運用へと移行いたします。




■ 導入支援の具体的な内容
- 卓上射出成形機のレンタル導入
海ゴミをその場で製品化するため、当社の射出成形機(PP-INJ-200)をレンタル導入。ツアーの規模や運用状況に合わせた柔軟な設備環境を整えました。 - ロゴ入りオリジナル金型の設計・製作
プロジェクトの象徴となる「LOPU by Yashiro」の文字を刻印した専用金型を製作。
■ 技術パートナーとして「自走」を支える
海洋プラスチックはリサイクルが難しく、安定した製品づくりには知見が必要です。当社は単なる機器の提供に留まらず、専門的な視点から、安全かつ確実な成形ノウハウを共有し、地域の方々が主体となってプログラムを運営できる体制づくりを支えてきました。
- リサイクルのプロセス支援
ただゴミを拾うだけでなく、それがどのように「資源」として製品化の工程に乗るのか、現場でのフロー構築を支援。効率的かつ持続可能なリサイクルの流れを共有しました。 - 素材選別の基準策定
海洋プラスチックには多種多様な樹脂が混在しており、成形にはプラスチックの種類(PE、PPなど)の判別が不可欠です。混入してはいけない材質の見極めや、劣化具合の判断基準など、成形の成否を左右する「使えるもの・使えないもの」の選別ノウハウを伝授。製品のクオリティと安全性を担保するプロの目利きを共有しました。


今後は、矢代の皆様が主体となって「ゴミを資源に変える体験」を全国へ届けていくステージとなります。当社は引き続き技術パートナーとして、この持続可能な取り組みを応援してまいります。
