2026年02月25日

福井県立科学技術高等学校での「課題研究」に外部講師としてサポートさせていただきました

福井県立科学技術高等学校 / 機械科の3年生が取り組む課題研究。その一つのテーマとして掲げられた「オリジナル金型の製作と製品開発」において、この半年間、外部講師として授業のサポートをさせていただきました。

「何を作るか」の問いから始まった生徒たちの探究

最初の授業で投げかけたのは、技術の話ではなく「誰に、何を、どうやって届けるのか」という問いでした。
生徒たちは、自分たちが持つ機械加工のスキルをどう活かせば、手にとった人に喜んでもらえるのかを真剣に議論。単なる実習の枠を超え、社会とつながる「ものづくり」の出口を自分たちで見出すところからスタートしました。

セオリーに縛られない、創造的な金型づくり

今回作ったのは、一般的な横型射出成形機用の金型ではなく、簡易成形機(プレシャスプラスチック等)で活用できる金型です。
大量生産のセオリー(キャビ・コアや冷却回路など)を一旦脇に置き、「まず自分がつくりたいものを、自由にかたちにしてみる」という創造性を優先。 生徒たちは、自分たちのアイデアをデザインに落とし込み、試行錯誤しながら金型を設計・製作していきました。
技術的な壁にぶつかった際も、自分たちで解決策を考え、手を動かす。そのプロセスにこそ、課題研究の本質があると感じ、その一助となるべくアドバイスを重ねてきました。

半年間の集大成として完成したのは、科技高の「KG」ロゴ入りの鍵の形のキーホルダーです。
自分たちで設計し、削り出した金型で実際にプラスチック製品を成形したプロセスには、教科書だけでは学べないものづくりの手応えがありました。


主体となって最後までやり遂げた科技高・機械科の皆さん、本当にお疲れ様でした!
今回の経験が、卒業後の皆さんの歩みを支える自信になることを願っています。
また、このような貴重な機会をくださった先生方、協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。