2025年06月29日

逗子海岸「ずしオブジェ」のアップサイクルタイルを製作 〜子どもたちと共に生み出す、海ごみ循環の象徴〜

~コスモスイニシア×逗子市「海プロジェクト」の一環、海洋プラスチックから資源を見える化~

当社は、2025年6月27日の逗子海開きに合わせて設置された「ずしオブジェ」に使用されたアップサイクルタイルの製作を担当しました。

本オブジェは、昨夏逗子海岸で地元小学生らが収集・洗浄したペットボトルキャップを素材に、魚のうろこをモチーフとしたタイルで「ずし」の文字を形成。さらに来訪者が裏面にキャップを貼り付けられる設計とし、海洋ごみの循環プロセスを体感できる作品です  。

また、隣接するエコステーションの扉の一面に貼られている四角タイルにつきましても当社にて製作させていただきました。

「ずしオブジェ」ができるまでを説明したパネルには、アップサイクルの流れが記載されており、その中でタイル製作に関する記述には、「福井県のTONKAN テラス(当社別名)にて製作」を記載していただいております。


■ ソリッドラボの役割とタイル仕様

  • 資源化作業:逗子海岸で回収されたペットボトルキャップを粉砕、資源化
  • 金型製作・成形作業:魚の鱗をモチーフとしたデザインの3DCAD設計、金型製作、タイルの成形
  • 色合わせ:砂浜から海、そして緑の山とグラデーションになるように色調調整

■ コスモスイニシア「海プロジェクト」との連携

本取り組みは、大和ハウスグループのコスモスイニシアが2020年より湘南・鎌倉エリアで展開する「海プロジェクト」の一環です。この活動では、地元のベーシックなビーチクリーンと回収素材のアップサイクルタイル化を通じて、環境教育の場を提供してきました。今年もペットボトルキャップ回収ボックスや環境を学ぶエコステーションとともに、本オブジェ設置によって、学び→行動→資源循環のモデルを逗子海岸で可視化しました  。

この取り組みの成果は、朝当日の海開き式(6月27日)で約400名の小学生とともにお披露目されました。


■ 今後の展望

ソリッドラボは、引き続きコスモスイニシアの「海プロジェクト」と連携し、海洋プラスチックのアップサイクルタイル化による環境教育と資源循環のモデルを全国へ展開します。また、子どもと地域・企業が共につくる体験型プラットフォームとして、さらなる地域貢献と社会実装を目指してまいります。